折り紙3 迦陵頻(かりょうびん)

これは難解中の難解で何度折っても折れなかった作品なのですが、妥協して、途中、紙を切り落とすことでやっと折ったものです。

完成形は各自の好みにまかせると書いてあったのをヒントに、これが最後の挑戦と、おもいきって、大きい紙で折ってみます。一辺が52センチある薄い和紙のラッピングペーパーです。



縦と横の中心線上につなぎめが残るように、中心から4:4:5:6:7の比率で正方形に切り込みを入れています。


やってられるかあと何度も思いながらやっと一段目折ったところです。


二段目折ったところです。一段目のストレスどころではありません。さきが思いやられる。


ここで我を張るとさきが無いので、妥協して、紙を切り捨てます。


ここから三段目、なんとか、いらいらを、おさえて冷静に折っていきます




三段目完成。ここまで折れたのははじめてです。




四段目を折るために、また紙を切り落とします。



ここまでくると、もうあきらめられません。がんばるしかありません。ひぃ〜


四段完成です。



最後の五段目を折るために、再度、紙を切り落とします。くやしいなんて言ってられないわ。


最後の山です。


涙の完成。 ちとおおげさか。半紙か美濃紙の薄くて強い紙を用いるとよい、とか、切りくずを出さずに作れる、とか、書かれてあるそうですが、少々薄い紙でも折り込んではとても折れないと思います。むりに折り込んで折ると、五段目は鶴というより馬のようになってしまいそうです。切りくずを出さずにすっきりと折れた作品があれば見てみたいです。わたしはもう二度と折りたくありません。わたしストレスで怒ってるのかなあ。あそうそう歌は『恋風やみすのひまより迦陵頻五つかさねのきぬかちらちら』(意味全然わかりませ〜〜ん)






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